井上ひさし講演会@市川市文化会館


今日市川市文化会館で井上さんの講演会があった。
演題は『文学の記憶』。


30分遅刻。
入ったら、巨人の長嶋さんと篠塚さんのこと、バッティングのコツのことを話していた。
そのうち、教習所を4回変わり、試験場でも十数回落ちた話。
どうやら井上さんと市川の関係の話らしい。


以下、気になったところ。


仙台市の文学館長を辞める。
仙台市長は就任演説で、女子職員は髪を染めてはいけないと言った。
これは原理主義の台頭の一例。
安倍さんの「美しい国」も同じ。
原理主義者は居てもいい。ただ、それと対抗できる勢力がきちんと存在しないといけない。
私は男女平等と外国人労働者の問題がこれからの日本にとって大切だと思っている。


若いころお世話になった修道院長から聞かされた話。
自分は精いっぱい生きたと感じて、だから天国がなきゃうそだと思いながら亡くなりたい。


私は9条の会をやっている。
私は戦争をなくしたい。
頭を使って解決したい。
とにかく戦争中にはひどいことが多すぎたから。


これは夢ではない。
理想が実現できているところがある。
それは南極。


かつて米ソ英が南極領有を争ったことがある。
そこで日本の提案でできたのが南極条約
どこの国の領土でもなく、非武装地帯。
観測だけは自由にやっていい。
それ以後、世界中に非武装地帯(非核兵器地帯)がつくられている。
ラテンアメリカ、南太平洋・・・。
実はいま南半球は非核兵器地帯。
世界は危険だというのは北半球の論理。


ジュネーヴ諸条約というものがあり、無防備地域(都市)というのを宣言できる。
戦争しないと宣言し、職業軍人がいない、軍事基地がないという条件を満たすと無防備地区を宣言できる。
これは国際条約で市川市もなれる。


国が仮想敵を作り出すとあぶない。
ナチスがそう。
北朝鮮の国家予算は山形県の半分。
船橋より予算が少ない。
そんなに恐れる必要があるのか。


行ってよかった。