松尾スズキ作・演出『女教師(じょきょうし)は二度抱かれた』Bunkamuraシアターコクーン

チケット争奪戦に出遅れ、結局敗れ去ったために、当日券にチャレンジしてきました。
結果、コクーン前に4時間並んで(久しぶりです)無事S席をゲットしました(だんだん立ち見ではツライ年齢になってきてしまいました)。


ネット上の評判はイマイチかな?って思っていたので、ちょっと心配していたのですが、100点満点で75点〜80点くらいの出来で、十分お値段分の価値のある舞台でした。


とはいうものの、観てきてから読売新聞の劇評を見るまで、『欲望という名の電車』に着想を得た作品だって気づかなかった、相当アホな私です。
今回女教師役を務めている大竹しのぶさんのブランチもコクーンで観ているのに・・・。


ただ、読売の塩崎淳一郎さんが、

作・演出の松尾スズキは芸能業界ネタで笑いにこだわる。一方、ウィリアムズ作品にあった、当時の米社会を告発する姿勢とは無縁に思えた。「本歌取り」なら、日本社会に読み替えて新たな切り口を見せる可能性もあったはず。彼我の差にやや残念な気もした。
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って言っているのは違うと思います。
松尾さんや大人計画は、常に今の日本社会を痛烈に描いていると自分は思います。